後見人を辞任したい
みなさん、こんにちは。
東京・渋谷の司法書士の新宮信之です。
今日は、既に親族の後見人になっている方向けに書いていきます。
月に10件以上、年間100件を超す相談にのっているのですが、その
中で1・2か月に1回程度、後見人になったものの面倒くさいので辞め
たいとか、不動産の売却のために必要だったけれど、もう売却してしま
ったので後見人を降りたいという相談があります。。。
私は、後見申立の段階で依頼者には必ず、被後見人が亡くなるまでずっ
と後見人であり、【やむを得ない事由】があって、【家裁の許可】を得
た場合に限り、辞任できる旨を必ずお伝えしています。
蛇足ですが、成年後見という業務はまだまだ知識や経験が浅い司法書士
・弁護士が多く、きちんと成年後見制度やリスクなどを説明できない、
あるいはしていない人が多いように感じます。
実は、成年後見という分野はかなり経験差・知識差が専門家の中であり
ます。しっかり成年後見を理解している専門家かどうか見極めたうえで、
依頼するようにしましょう。
幸いといいますか、私の依頼者である後見人は、その覚悟で依頼に来て
いますという方ばかりでしたので、特に問題はなかったのですが、そう
いった説明を受けていなかった方は、やっぱり面倒くさいから辞めたい
という思いの方もいます。
後見人自身が高齢になってしまったり、転勤により遠くに行ってしまう
とか、家庭の事情により自由に動くことができないなど、やむを得ない
事由があれば、恐らく家裁の許可も下りるのでしょう。
その場合には、家裁に辞任の手続きをしなければなりませんので、当事
務所にご相談いただければと思います。
超レアケースなので、やったことがない司法書士事務所がほとんどだと
思いますが、当事務所では手続きを代行して行います。
東京で成年後見の手続きをしようと検討されている方は、NSパートナ
ーズ司法書士事務所までお気軽にご相談ください。