親が認知症になった悲しみと大変さ
親が認知症になった悲しみと大変さ
当事務所で成年後見の申立ての理由として最も多いのが、親が認知症になったからというものです。うちのホームページを見つけて相談にいらした方で、本当に大変な思いをしている方もいます。
親が認知症になるというのは、子供としては当然悲しいことです。大変な思いもしていてそれを相談時にお話頂くのですが、泣きながらお話になる方もいます。私は、機械的に成年後見の申立てを行うということはせず、時間をかけて申立てに至った経緯をお聞きするようにしています。中には、後見制度を利用しないほうがよいと判断することもあります。そうすると、普段、親の認知症の話は外部の人にすることがないためか、思い余って泣いてしまいます。これは特に珍しいことはでありません。女性は溜め込んでしまうことが多いのか、話しているうちに感情的になってしまうようです。今まで何度泣かれたことでしょうか(泣かせたわけではありません)。ちなみに、私は大学が心理学科だったので、人の話を聴くことに関して、ちょっと役立っているのかも知れません。ほんの少しだけ。
当事務所では、状況に応じて、後見人になることもお引き受けしています。相談者の方と一緒になって親御さんをバックアップしていきます。ご両親共々認知症ということもあります。仕事をしている方がご両親の後見人になるというのは非常に負担が多く、当事務所だけ、あるいは当事務所と相談者様の二人が後見人となって、サポートしていきます。
ご両親が認知症となって、相談者様は仕事と子育てをしていて、もう一杯一杯というのが、目に見えて分かるという案件もありました。当事務所としては、後見の申立てをして終わりということはしたくないので、もし、後見人に司法書士になって欲しい、あるいはサポートして欲しいという要望があれば、遠慮なく仰って下さい。ご家族が後見人になった場合でも、その後の家庭裁判所への定期報告書類の作成代行も行っています。毎年、定期報告書類の作成代行をご依頼頂いている方もいらっしゃいます。
例えば、当事務所が後見人になった直後は本当にやることが沢山ありますので、最初のうちは頻繁に相談者の方とやりとりが発生します。電話で話すたびに、涙を流していた相談者も次第に落ち着きを取り戻し、親御さんと程よい距離でうまくやっていけるようになります。当事務所が後見人になる場合には、結構しんどいこともありますが、やりがいのある仕事もでもあります。
もし、こういったことで悩んでいる方がいれば、初回相談は無料ですので、お気軽にお電話下さいね。