長崎県在住の父親について後見申立てを行ったケース【法定後見】
【ご相談者様の状況】
相談者様は、長崎県出身ですが、仕事の都合で東京に住んでいました。
父親の施設費用に充てるため、父親の定期預金を解約しようとしたところ、銀行から成年後見人を立てなければ、定期預金の解約には応じられない、といわれたため、東京だけでなく地方在住の場合でも、成年後見の申立てを行うことができる当事務所へご相談にいらっしゃいました。
【当事務所のサポート内容・結果】
まず、後見人候補者が東京在住で、保護を必要とする方が遠方の地方という場合、必ずしもその候補者が選任されるわけではない旨ご説明しました。
ご家族の方が後見人となるのが望ましいケースのほうが多いため、できるだけ第三者ではなく、子供であるご相談者様が後見人になれるように工夫しました。
誰を後見人とするかは最終的に裁判官の判断に委ねられるため、絶対に候補者が選任されるという風に断言はできませんが、交通網が発達している今の時代地理的・場所的な問題は段々なくなってきているように思います。
過去の例では、後見人候補者が東京で、保護を必要とする方が兵庫県在住でも希望どおり選任されています。
今回のケースでは、相談者様のご希望どおり、ご自身が後見人に選任されとても満足しておられました。