介護施設入所費用を捻出するため不動産売却前に成年後見が必要となったケース【法定後見】
【ご相談者様の状況】
祖母が認知症で要介護4という状況で、自宅ではどうしても十分な介護をしてあげることができず、施設にこれから入居する予定ということでした。
施設に入所するにはかなりの金額が必要で、手持ちの現金では足りず、祖母が所有している不動産を売却し、その代金を入所資金に当てたいということでしたが、いざ不動産屋にいくと、成年後見人を立ててなければダメといわれてしまい、相談にいらっしゃいました。
【当事務所のサポート内容・結果】
入所できるタイミングはいつか分からず、なかなか入れるチャンスはないため、できるだけ急いで手続きをして欲しいとのことでした。
不動産の買主さんは見つかっているという状況でしたので、タイミングを逃したくないということでした。
医師の診断書を取得して、後見・保佐・補助のいずれか判明してから、通常書類の作成に取り掛かるのですが、後見類型になる可能性が高かったので、先行して書類作成に取り掛かった結果、入所が決まる前に後見の手続きは終了し、現在は入所のタイミング待ちです。