両親がともに認知症であるため、銀行手続きを行うことができないケース【法定後見】
【ご相談者様の状況】
相談者様の両親共に認知症で、父親が入院中で、母親がグループホームに入所中という状況でした。入院費及び施設費の支払いのため、銀行で支払いの手続きを行おうとしたところ、家族でも勝手に出金することはできないと言われ困っていました。
相談者様がインターネットで色々調べたところ、成年後見制度というものがあることを知り、ホームページの内容が充実していたからという理由で、当事務所の無料相談にいらっしゃいました。
【当事務所のサポート内容・結果】
初回相談で後見制度の概要やメリット・デメリットをお伝えしたところ、その場で後見申立代行のお申込みを頂きました。
入院費及び施設費の支払いをしなければならないということでしたので、成年後見制度を利用しないということは選択肢にない状況でした。ご両親の年間の収支や財産状況をヒヤリングすると、数年後には所有不動産を売却しなければ費用を賄えないことは明らかでしたので、将来不動産売却するためにも、やはり成年後見制度を利用することとしました。
相談者様は仕事をしていた上、小さな子供が2人いましたので、成年後見人を引き受けて欲しいとのことでしたので、当事務所を後見人の候補者とすることになりました。
相談者様は上記のとおり、とても忙しい方だったため、相談時の1回だけ事務所にお越し頂いたのみで、あとは電話やメールでのやりとりで、後見申立を行いました。
相談者様の希望どおり、当事務所が成年後見人として選任され、その後は当事務所が後見人として入院費や施設費の支払いの他、すべての事務手続きを行うことによって、相談者様の負担が軽くなりとても喜んでおられました。
※個人情報に配慮し、一部事実を修正している場合があります。