成年後見の申立報酬について
成年後見の申立報酬について
このホームページをご覧になっている方のほとんどが、成年後見の申立ては初めてだと思います。申立手続に関して、司法書士に頼んだら、あるいは弁護士に頼んだら一体いくら掛かるんだろうと心配に思っているはずです。
当事務所では料金表に掲載している通り、報酬は10万円（税別）となっています。報酬としては最低限の部類に入るのではないでしょうか。当事務所にいらっしゃる方の中には、一度弁護士事務所で相談を受けたという方もいて、なぜうちに来たかをお聞きするようにしています。下記のような回答が多いです。
■そもそも成年後見についてあまり分かっていないような気がした。
■弁護士先生の態度が横柄で上から目線だった。
■弁護士報酬が30万円～50万円と高額だった。
弁護士報酬高いですね！中には別途後見人が選任された場合には、成功報酬として10万円なんて掲げている事務所さんもあります。30万円から始って、困難案件だと50万円ってちょっと取り過ぎだと思いますが、自由報酬ですから、そこを問題とすることはナンセンスな気もします。むしろ当事務所の報酬が低すぎて、他事務所から文句を言われている可能性も否定できません。
当事務所は一律10万円ということで弁護士事務所から依頼者が流れてきます（報酬だけが理由ではもちろんありません）。なお、結果は弁護士も司法書士事務所も変わりません。
10万円という報酬設定は、成年後見制度を利用するに当たって、司法書士報酬が障害になってしまわないように、と考えて設定しています。ちなみに、報酬を15～20万円程度に引き上げてもうちの事務所としては依頼者の数はあまり変わらないように思います。
なぜなら、相談者にアンケートを取ると、立地の良さももちろんあると思いますが、「成年後見に精通していると思ったから」「経験が豊富だから」という理由でうちの事務所を選んでくれる方がほとんどだからです。都内はもちろん千葉、埼玉、神奈川、茨城から相談者はいらっしゃいます。地元に司法書士や弁護士はたくさんいるのに、本当に有難い事です。１時間、１時間半かけて事務所に来て頂くのは逆に恐縮してしまいます。ただ、その分、うちの事務所には成年後見に関する経験や知識が豊富に蓄積されていますので、それを全てお伝えします。
なお、電車の中で時間があるときに、色々他の事務所さんのホームページを見てみると、行政書士のホームページも出てきます。成年後見の申立は、裁判所に提出する書類のため、弁護士と司法書士しか法律上行うことができません。しかし、ホームページの数をみてみると、司法書士の次に行政書士、その次に弁護士事務所とう順になっています。行政書士さん大丈夫でしょうか？行政書士は成年後見申立の代行は法律上行うことができません。弁護士と司法書士だけが業務として行うことが認められています。行政書士は成年後見に関する知識も少ないと思いますので、注意が必要です。
これから後見の申立を依頼しようとする方は、別にうちの事務所を選ぶ必要はありませんが、行政書士事務所ではなく、しっかりと法的知識をもった司法書士事務所、弁護士事務所に依頼するようにしてください。
